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リンと塩分が少ないキャットフードを与えよう

腎臓は血液を作る大事な臓器であり、尿を生成する臓器でもあります。
そのような大事な腎臓ですが、猫ちゃんにとって腎不全は珍しい話ではありません。
腎臓を労わるためにも、リンや塩分が少ないキャットフードを与えるようにしましょう。

腎臓の調子が悪いと、リンと塩分を正常に分解して体外に排泄させることができません。
リンや塩分が蓄積すると、塩分濃度を下げるためにも水を大量に飲み始めたり、キャットフードを大量に食べるなどの行動を起こします。
そのようなことが続くと高血圧にもなりかねません。
腎臓の調子が悪い猫ちゃんには、リンと塩分が少ないキャットフードを与え、腎臓に負荷をかけないようにしましょう。

オメガ3脂肪酸を含んだキャットフードもおすすめ

人間にとっても重要なオメガ3脂肪酸は、腎臓の病を抑制する力を持っています。
猫ちゃんの2割は腎不全で亡くなってしまうため、腎臓の病気を抑制してくれるオメガ3脂肪酸は必要不可欠な栄養素です。

オメガ3脂肪酸を含んだ食材は青魚やナッツが有名です。
中でも魚ですが、お魚をメインとしているキャットフードもいくつかあります。
塩分濃度が少なく、青魚をふんだんに使用しているようなキャットフードを与えるようにしてみても良いかもしれません。

ちなみにナッツ類は猫ちゃんの胃腸では消化しづらいため、できるだけ与えるのは控えてください。

食物繊維を含んだキャットフードの注意と提案

腎臓を良くするためには、排泄機能を強化する必要があります。
排泄機能が落ちると、便秘などの原因にもなりかねません。
そこで食物繊維が豊富なキャットフードを与えると良いでしょう。
しかし、注意してほしいことは、猫ちゃんは穀物の消化が苦手という点です。

豊富に食物繊維が含まれているトウモロコシですが、猫ちゃんにとっては返って便秘に陥ってしまうことがあります。
消化効率の良いサツマイモのような食材が適しており、キャットフードもサツマイモを含んでいる物が望ましいです。
しかし、サツマイモは単価が高く、なかなか日本では使用しているメーカーも少ないです。

そこでイギリス産のカナガンキャットフードならサツマイモを含んでおり、良質な食物繊維と優れた消化効率を誇っているため、消化と排泄がスムーズになります。