安全で安心なキャットフード選びをしよう
毎日与えるキャットフードは、猫ちゃんの身体に安全で安心なものを選びたい、そう考える飼い主さんは多いでしょう。
しかし、猫ちゃんの身体に安全で安心なキャットフードと言っても、どんなキャットフードを選択するべきなのかイマイチわかっていない方も多いはずです。
間違ったキャットフード選びをしてしまうと、猫ちゃんを病気にしてしまう可能性があります。
ここでは、猫ちゃんの身体に害を与える物質「プロピレングリコール」についてご説明致します。
人間にも猫ちゃんにも危険なプロビレングリコール
プロピレングリコールとは、品質保持剤としてペットフードに使用されている物質です。
この物質はペットフードだけでは無く、食品乳化剤や化粧品の保湿剤としても使われています。
プレピレングリコールを人間が摂取した場合、少量の摂取ならばなんら問題ありませんが、過剰な量を身体の中に取り入れることによって、肝臓や心臓、腎臓の疾患や赤血球の減少、皮膚炎などといったさまざまな病気を引き起こす原因となります。
その危険性の高さから、ドイツでは使用禁止に、アメリカでは6歳以下の子どもが使う用品に使用しないように定められている程です。
しかし、日本では使用基準内であれば食品添加物として使用することが許されています。
人間が食べる物の添加物としてはもちろん、動物が食べる餌や薬にも利用されているそうです。
プレピレングリコールが使用されたペットフードを猫ちゃんが食べ続けると、赤血球の数値に異常をきたし、貧血になりやすくなるなどの問題が発生します。
プレピレングリコールは、人間にとっても猫ちゃんにとっても危険な物質なのです。
プロビレングリコールの入ったドッグフード
プレピレングリコールは、少し前まで猫ちゃんのキャットフードに使用されている物質でしたが、現在は使用されていません。
しかし、同じペットフードであるドッグフードにはプレピレングリコールが使用されています。
ワンちゃんと猫ちゃんの両方を飼っている飼い主さんの場合、猫ちゃんにドッグフードを与えてしまうこともあるでしょう。
キャットフードを切らしたときの間に合わせ程度で与える程度ならば、すぐに猫ちゃんの身体に異常をきたすということはありませんが、日常的に与えるのは大変危険です。
そもそも、猫ちゃんとワンちゃんは必要な栄養素が違う為、猫ちゃんに毎日ドッグフードを与えること自体が良いこととは言えません。
猫ちゃんの健康を考えるのならば、プレピレングリコールが入っていない安心・安全なキャットフードを与えるようにしましょう。